平素より、弊工業組合員の生コンクリートに対し、格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
生コンクリートは、現代社会において非常に重要な役割を担っており、その影響は広範囲にわたります。道路や橋、トンネル、ダムなどの基幹インフラの建設に欠かせません。これらのインフラは私たちの生活を支えるとともに、経済活動の基盤でもあります。特に、耐久性や強度が求められるこれらの構造物において、生コンクリートは安定した社会基盤を提供し、都市や地域の発展を支えています。また、自然災害が多発する現代において、災害復旧にも重要な役割を果たします。地震や台風、大雨などによる被害を受けた地域では、インフラの修復が最優先となり、迅速な復旧が求められます。生コンクリートは、道路や橋の再建に欠かせない資材であり、これを用いることで被災地の生活再建がスムーズに進むことが期待されます。特に、復旧作業が急がれる中で、高い強度と耐久性を持つ生コンクリートは、迅速かつ確実な復旧に貢献します。
さらに、建物の構造にも広く使われており、耐震性や耐久性が求められる高層ビルや公共施設の建設において、その品質が直接的に安全性に繋がります。近年、大規模な都市開発や再開発が進む中で、高い強度を誇る生コンクリートは、長期間にわたる安定した運用を支える重要な資材です。特に、安全性が最優先となる施設においては、その品質が一層重要となり、住民や利用者の生命を守るために欠かせない材料です。
また、環境への配慮も我々業界の大きな課題であり、持続可能な社会を実現するための取り組みが進められています。再利用可能な材料の使用や、CO2排出を抑える技術の導入が進んでおり、環境負荷を低減するための革新的な製造方法が開発されています。これにより、生コンクリートは単なる建設資材にとどまらず、環境保護にも貢献しています。再生可能資源を活用し、持続可能な建設を目指すことは、今後ますます重要な課題となるでしょう。
このように、生コンクリートは、インフラの維持、災害復旧、建物の安全性、さらには環境保護という観点からも重要な役割を果たしており、私たちの生活の質を支える不可欠な存在です。その安定供給と高品質な製品の提供は、社会全体の安全と発展を確実に支える基盤となっています。これに伴い、より持続可能な製品づくりが求められており、私たちも日々の取り組みを強化し、経営の安定化や品質向上に努めてまいります。
弊工業組合では、全体の技術力の維持向上を目指し、千葉県生コンクリート品質管理監査会議に品質管理監査を委託し、実施しています。平成23年より設立された千葉県生コンクリート品質会議では、業界の信頼性向上と品質管理の強化を目的とした取り組みを行っております。
令和6年度の品質管理監査結果として、後掲の57工場には、兼松議長名にて合格証が交付され、㊜マークの使用が許可されています。これらの工場で生産された生コンクリートは、品質が保証されており、皆様に安心してご使用いただけると確信しています。
今後も品質向上に努め、監査合格工場の製品を優先してご使用いただけますようお願い申し上げます。今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。