日頃より、当組合員の製品に対し、格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。また、生コンクリート品質管理監査制度に多大なるご理解を賜りありがとうございます。
昨年は元旦の能登半島地震をはじめ、各地で地球温暖化が原因と思われる集中豪雨などにより大きな被害が発生しましたが、コンクリートは社会生活を支える基盤設備を構築するために必要不可欠な材料であることを改めて認識しました。
さて、神奈川県の品質管理監査でございますが、第三者機関に主監査員を委託し、公正で中立性を確保するとともに、全国統一品質管理監査基準に基づき監査して、神奈川県生コンクリート品質管理監査会議の議決を経て、監査の評価を決定しております。
令和6年度の監査につきましては、国土交通省、神奈川県、横浜市、川崎市から合計29名による監査への立会が行われ、生コン工場で働く側からすると大変刺激になりました。結果として減点工場が7工場ありましたが、今後も品質の管理や向上を徹底していきたいと考えております。また、各工場の監査結果を本冊子にて公表して、透明性の確保に努めております。監査結果は、減点法による表記としていますので、マイナス点が付与されている場合がありますが、これは、短所となった部分の改善を図ることを目的とし、品質レベルの維持向上に取り組んでいることをご理解いただければと存じます。
合格工場には合格証が交付されるとともに、「㊜マーク」の使用が認められます。この「㊜マーク」は日本建築学会、土木学会をはじめ、官公庁や建設業界等から高い評価を得ており、皆様に安心してご使用いただけるものと確信しております。
今後も当組合では、品質管理監査制度の事務局活動はもとより、生コンクリートの品質の向上と安定を図るため、更なる努力を重ねてまいります。
需要家の皆様におかれましては、本冊子により「品質管理監査制度」へのご理解を深めていただくことをお願い申し上げますとともに、是非とも監査合格工場の製品を優先してご使用いただきますようお願い申し上げます。