議長挨拶

議長挨拶

千葉県生コンクリート品質管理監査会議 議長 重倉祐光

 この度、令和元年度(2019年度)下期総合監査を無事終え、対象となる60工場すべてが監査合格となり、令和2年度の○適マークの交付を受けましたことご報告申し上げます。ここに、日々品質確保に努められている工場の皆様のご苦労をねぎらうとともに、監査にご協力いただいた関係各位のお力添えに感謝申し上げます。ちょうど下期総合監査が実施された9月から10月にかけては、令和元年房総半島台風(台風15号)および令和元年東日本台風(台風19号)が関東を襲い、特に千葉南部において未曽有の被害をもたらしたことが記憶に新しいと思います。監査を受ける工場の皆様、監査委員の皆様におかれましても有形無形のご苦労があったものと思いますが、皆様のご協力をもって無事監査を終えることが出来ましたこと、重ねて感謝申し上げます。
 さて、年が明けて令和2年となりましたが、昨年末ごろに初めてコロナウィルスが確認されて以降その拡大は続き、3月11日にはWHOが世界的にパンデミックとなったことを認め、現在に至っています。この原稿を書いている時点で死者は既に世界で8万人を超えてなお終息が見えない状況にあり、近年注目されてきた地震や津波、台風といった災害のみが貴重な命や財産を奪う災害でないことを目の当たりにしています。コロナウィルスへの対応は、当初、過剰反応すぎるとか経済的損失が大きすぎるとかいった声も聞こえて来ましたが、結局は「ひとの命はほかの何にも変えることが出来ない」という当たり前の社会的命題が浮き彫りになったように思います。
 一方、コンクリートは、かけがえの無い命と財産を守るためには無くてはならない基幹建設資材であることは言うまでもありません。日常生活の中では感じることが無くても、日々の品質活動の積み重ねこそが命を守る資産となることから、その品質確保は等しく重要な社会的使命です。是非、品質監査制度について理解を深めていただき、コンクリートの品質確保に向けて積み上げてきた努力の軌跡の意義をおはかり頂き、品質監査制度の推進になお一層のご協力を賜れれば幸いです。


千葉県生コンクリート品質管理監査会議
議長  兼 松   学
東京理科大学 理工学部 建築学科 教授