令和6年度の関東1区地区本部(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の地域)を取り巻く情勢は、実質賃金の増加が経済の好循環を実現すると期待されます。また、設備投資は現状の不足を補うべく拡大に転じると予想されます。
今年度の地区需要は19,300千立方メートル、前年比102.0%と、前年度からの回復を見込みました。
しかしながら、時間外労働上限規制適用後の工事現場での工程の組み方の変化、骨材納入の不安定など、出荷の下振れや安定供給への懸念があり、さらに、コスト面で製造費・輸送費の上昇圧力が続くと予想されます。
建設基礎資材として代替品のない「生コンクリート」の供給者として、高い品質管理と技術に裏打ちされた良質な生コンクリートを安定的に供給することを社会的な責任と認識し、努力をしてまいります。
そのために、引き続き私ども生コンクリート業界は、従前同様、3項目への取り組みを継続いたします。また、差し迫った課題にも取り組みます。
需要者の皆様におかれましては、当地区本部の取り組みにご理解を賜りますとともに「品質管理監査制度」に基づく監査合格工場の製品を優先してご使用いただきますようお願い申し上げます。